こんにちは、くまさです。
今回はこんな疑問を持つ方に解説します。
・自分に合った投資手法を考えるために、他の人がどんなことを考えて投資しているか知りたい方
世間では様々な投資手法についてやんややんや言われていますね。
あれは優れているとか、これは劣っているなど。
でも、絶対的に優れた投資手法なんてないんですよね。
投資をするにも投資をする人自身が投資に対してどのような価値観を持っているかは人それぞれです。
私が強く主張したいことは「投資手法」は「投資に対する価値観」次第でいくらでも変わるということです。
とはいえ、何の予備知識も無い初心者の方が投資をしましょうと言われたところで、他の人がどのような価値観を持って投資をしているかということはわからないと思います。
他の人がどのような価値観を持って投資をしているか知ることで、自分がこの価値観と近いなとか遠いなとか知ってもらうことで、投資をスタートしやすくなるように投資に対する価値観を図にしていました。
投資をすることで得たいもの
投資に対する価値観を下に書きます。

完全に全てを網羅できたわけではないと思いますが、ひとまずこんな感じです。
解説します。
投資に対する時間軸について
投資の成果はいつ欲しいですか?
気長に待てる人もいればすぐに結果が欲しい人もいます。
1日で稼ぎたいのか、1年待てるのか、はたまた30年後でよいのか。
一般的にはこれが長ければ長いほど投資に対する勉強量や投資に向き合う時間はトータル的には減ります。
ちなみにですが、他人の資産を預かって運用しているプロは他人から成果が要求されます。
プロの投資家は定期的に運用成果がチェックされて、その成績が悪ければ糾弾されることもありますし、下手すればクビになります。
そうなると人の心理として、良い決算報告をしたいがために決算ごとに成果を出したがるようになります。
例えば、この〇〇の株は長期的には上がる可能性は高いけど、次の決算報告のことを考えると買わないでおこうなど。
しかし、個人投資家であれば話は別です。
コントロールできる範囲であれば、
個人投資家は自分の資産しか運用しないので人から糾弾されることもなければ、人から強制的に投資を止められることもありません。
家族から監視されている人は知りません。
そのため、「個人投資家は投資の成果を待てる」という武器を持っています。
これを使う使わないはその人自身の考えにもよりますが、私自身はこの武器をうまく活用することを意識しています。
現金の増え方
投資を始めた方は「定期的に現金が欲しいから」というモチベーションで始める方は多いです。
定期的に増える現金収入のことを投資の世界ではインカムゲインと言います。
株でいうと配当金ですね。
配当金は定期的(一般的には日本株であれば半年に1回、米国株であれば3か月に1回)に入ってくるので安心感があります。
実は配当金をもらうということは経済合理性の悪い面もあるのですが、精神的には安定する傾向にあるので投資に対してあまりギャンブル性の求めていない方には向いています。
配当金をもらうことによる経済合理性の悪化については以下記事に詳細を書きました。

投資の手間に対する価値観
投資をすることに時間を使うか使わないかという価値観も人の考え一つです。
株であれば銘柄分析は必要ですし、不動産投資は金額が大きいので事前に多くの時間を費やす必要に加えて日々の管理する手間も必要です。
運用を人に任せることで自分の手間を減らすことはできますが、大小はあれどその手数料を払うことにもなります。
利益と損失に対する価値観
投資の世界では基本的にリスクとリターンは相関関係にあります。
ただし、注意したいのはローリスク・ハイリターンはありませんがハイリスク・ローリターンはあります。
目の前に選択肢が現れた時、この選択肢は
ローリスク・ローリターンなのか?
ハイリスク・ハイリターンなのか?
ハイリスク・ローリターンなのか?
その選択肢がどれなのか、見極める力が投資能力ということになります。
自分がどれだけ資産を大きく成長させたいか、逆にどれだけの損失までなら許容できるのかはよく自分自身と相談して決めてください。
値動きの荒さに関する価値観
利益と損失に対する価値観と似た考えですが、資産の値動きの荒さについても各投資商品で差がありますし、投資商品の中でもまた差があります。
現金は数字としての値動きは利息のみですが、株や仮想通貨は基本的に値動きは荒いです。
株主優待が欲しいか
株を始めた目的に株主優待が欲しいからという方は結構多いです。
株主優待とは
株を保有することでその企業から食品やチケットなど、現金以外のものがプレゼントされます。
これを実施しているのは基本日本企業のみで、株式を上場している企業の約35%の企業が実施しています。
私も最初は株主優待が欲しくて投資を始めました。
経済合理性の観点ではどうなのか?という面もありますが、正直楽しいです。
なお、株主優待を実施している企業は基本日本にしかありませんので、株主優待が欲しい人は必然的に日本株を買うことになります。
ピーク時には30社ほどの日本企業の株を持っていたので使いきれないほどの株主優待が届くこともありました。
株のオフ会に行くとこの話題が一番平和的で楽しいです。短期売買とか指標重視で売り買いする人たちは小難しいこと言いすぎてピリピリしてる印象です。(超余談)
くまさに置き換えて考えてみた
くまさに置き当てて考えてみると、
- 30年待てる
- 売却でお金が増えればよい
- 手間はかけたくない
- 大きな損失は回避
- 値動きの荒さはある程度許容する
- 株主優待少し欲しい
でしょうか。
自分の価値観を知ったうえで、
長期保有前提で
投資商品を少し分散させ、 手間がかからないインデックスファンドを中心として株主優待のある日本の個別株も少しだけ持ちつつ
投資先を世界に分散させています。
以上投資手法は自分の目的にあったやり方であると自覚しています。
これを読んでいる初心者の方で投資をするのであれば、上記手法で大きな間違いは起きないと思います。
また、手間をかけないことを私自身が強く意識しているので、投資にのめりこみ過ぎて実生活を犠牲にする(ずっと株価を見ている)可能性も限りなく低いです。
人生の時間は限られているので、70点~80点を取る仕組みだけ作って他の有意義なことに時間を使いましょうというのがくまさの提案するスタイルです。
まとめ
投資の価値観をロジックツリーを使ってざっくり分割してみました。
改めて一番言いたいことは、人それぞれ様々な価値観があるので、投資手法の正解は無いということです。
皆様の価値観はいかがでしょうか?
投資を始める前に自分の価値観を知り、自分に合ったやり方でぜひやってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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