こんにちは、くまさです。
今回はこんな疑問を持つ方に解説します。
・湿気が原因によるカビやダニに悩まされてる
この記事を読み進めると、以下のことを得ることができます。
湿気をコントロールすることでQOLを高めるきっかけになる
はじめに
今の家に引っ越してきて2年になりますが、下記のことに悩まされています。
・私は家にいると鼻水、くしゃみが止まらない
・子供は肌が赤くなっていてかゆそう
・時期は決まって6月~9月くらい
時期的に花粉症のはずがない・・なぜだ?
はっきりした原因がわかりませんでしたが、私に関してはアレルギー反応でこの症状が出てると考え、医者で採血してアレルギーを調べてもらいました。
(注射が苦手な私は採血後に失神しかけたのはもはや様式美)
アレルギー調査の結果
私のアレルギー調査の結果は以下。

自分はカビ(アルテルナリア)やダニに強く反応するようです。
6月~9月は湿気と気温が高く、カビとダニが繁殖しやすい時期・・原因はこれかと。
ダニとカビを発見
私は普段ベッドではなく、布団の下にマットレスを敷いて寝ています。
そのためどうしても湿気が床から抜けずらいです。
そして一番下のマットレスを裏返してみたら・・以下自粛。
これにより原因はダニ又はカビと結論。
ダニ、カビとの長い戦いの始まりです。
※速攻でマットレスの日干しと床の拭き掃除しました。
ダニ、カビが発生する原因
私はこれまでダニやカビに悩まされることはありませんでした。
ダニやカビに悩まされるようになったのは今住んでる家に引っ越してきてからです。
元々ダニやカビが発生しやすい家だった・・?
しかし調べてみると我が家は2つの条件が重なり、湿気が溜まりやすいことがわかりました。
湿気が溜まりやすい家の特徴とは
結論、湿気が溜まる原因は大きく2つ。
家の構造と生活スタイルです。
原因①:家の構造
今住んでいる家はRC造(鉄筋コンクリート製)マンションの1階。
RCのマンションは気密性が高いため熱や湿気を逃がしにくいのです。
このためRC造は空調が効きやすいというメリットがあります。
しかし、今回は気密性が高いが故に湿気が逃げずらく、かつ1階のため地上の湿気が1階の部屋に入ってきてしまうことが原因です。
しかも1階は防犯上窓を開けっぱなしにするということも難しく、窓を開けて換気することもやりづらいです。
1階はマンションの玄関からの距離が近いので子育て世代には優しいんですが、防犯上のデメリット以外にもこのようなデメリットがあるのは盲点でした・・
原因②:生活スタイル
原因の2つ目は私たちの生活スタイルによるものです。
妻が重度の花粉症のため、花粉が部屋内に入ることを嫌がります。
そのため基本部屋は閉め切っており、洗濯物は決まって部屋干しです。
しかし、真夏の蒸し暑い時期も部屋干しをしていると洗濯物の水蒸気によって部屋内の湿度が跳ね上がります。
このため湿気が部屋内に留まりやすく、カビやダニ発生の原因になります。
最適な湿度
しかし、ここで疑問が湧きました。
湿度が高すぎると悪いのはわかるけど、低すぎても良くないというのは有名な話。
快適に過ごす上で最適な温度ってあるのでしょうか?
色々と調べた結果、人間が快適に過ごしやすい湿度は40%~60%のようです。
(SUUMOで良い図がありました)
SUUMOより引用
湿度が低すぎると肌の乾燥やウイルス感染リスク大。
湿度が高すぎるとジメジメによる不快感とカビやダニの繁殖リスク。
最適な湿度コントロールはQOLを高めることに役立ちます。
空調無しではこの湿度をキープするのは難しいですが、空調やその他グッズをうまく使うことでこの湿度に近づけることはできそうです。
我が家の湿気対策
乾燥対策は乾燥する季節の前に別途考えるとして、ひとまずこの夏の湿気対策を乗り切る手段を考えるのが先です。
我が家では湿気を減らすために以下のことを行いました。
窓を開けて空気を入れ替える

ド定番のやり方ですね。
お金(イニシャルコスト、ランニングコスト)もかからないので真っ先にやるべきことですね。
家の中が密閉されていると空気はその中に留まってしまうので外に排出してやります。
期待できる効果は
・空気を入れ替えるのでアレルギーの元になる物質を家の外に放出できる
・湿気を外に排出できる
ことです。
夏は花粉が気にならないので妻の許しを得て窓を開けまくりました。
ちなみにですが、ただ窓を開ければいいというわけではありません。
換気をする際には空気の通り道を意識する必要があります。
換気に関してはダイキンの説明がわかりやすかったので貼っておきます。
https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/
エアコンによる除湿
これも除湿方法では定番のやり方ですね。
エアコンにはドライモードがあります。
このモードで運転すると湿度を下げることができます。
ただしエアコンは空気の入れ替えはしてくれません。
そのため、すでにアレルギーの元が家の中にいる場合はそれを除去することはできません。
期待できる効果は
・カビやダニの発生を抑える
・人が快適に過ごせる
までです。
除湿剤
薬局によく売ってるものですね。
除湿はしてくれますが、居室内の湿気を取るにはパワー不足です。
しかし、収納内(下駄箱、クローゼットなど)の換気のしにくい場所は空間も狭いので湿気取りには十分役に立ってくれます。
期待できる効果は
・カビやダニの発生を抑える
・収納物(服や靴など)を湿気で傷めない
までです。
尚、除湿した後の水は毒性がありますので、特にお子さんのいる家庭では処理には気を付けましょう。
(除湿で溜まった水は、大量の水と一緒に下水として流すのが正しいやり方のようです)
除湿機の購入
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最近は除湿機まで購入しました。
購入したのはシャープのCM-N100-W。
特徴は以下です。
・大きなタンクがあるため、広範囲かつ長時間運転可能。
・冷風モードでスポットクーラーのように使用可能。
使ってみた感想としては
・湿度計を見るか限りは5%ほど湿度低減効果があった
・結構うるさい(普通の人は近くにおいての睡眠は難しいと思います)
・熱を持つためエアコン程快適にはならない
エアコンのように「人の快適な空間を作る」というよりも、「そこまで気温の高くない時期の湿気取り」が最適な使い方かと思います。
尚、除湿機もエアコンと同じで空気の入れ替えはしません。
そのため、すでにアレルギーの元が家の中にいる場合はそれを除去することはできません。
期待できる効果は
・カビやダニの発生を抑える
・人が快適に過ごせる(エアコンほどではない)
までです。
対策してみた結果

家に湿度計があったため測定してみました。
それぞれの効果は以下でした。
(除湿剤の効果は些細すぎるため除外)
※試験は気温28℃で実施
換気:65%→57%
エアコン:65%→59%
除湿機:65%→59%
一通りの効果はありそうですね。
数字上は湿度は低減され、アレルギーも少し改善しました。
とは言え完全に症状が改善したわけではありません。
ここからさらに除湿を頑張るか、いっそのこと風通しの良い部屋に引っ越すか検討中です。
まとめ
家でアレルギー反応が出てるのはカビやダニに反応してる可能性あり
カビやダニは湿気が高いことで繁殖する
快適に過ごすための湿気は40~60%、この範囲内に湿度をコントロール
換気や空調をうまく使って湿気をコントロールし、カビやダニの発生を抑える
色々と対策しても子供のかゆみとアレルギー症状が改善しないようなら風通しの良い家に引っ越すことも検討しています。
最近はオンライン内見で現地に行かなくても内見できるサービスが出てきたようですが、風通しは現地で窓を開けないとさすがにわからないので現地で内見は必須ですね!
皆様のQOL向上に役立てて頂くと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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