こんにちは、くまさです。
今回はこんな疑問を持つ方に解説します。
家計管理は重要だとよくいいますね。
皆さんは家計管理ってどのようにやっていますか?
家計簿はつけていますか?将来的な計画はたてていますか?
でも家計管理の方法ってあまり誰かから習うこともないので、やり方がわからないという方も多いと思います。
この記事では家計管理をやっていくうえで行うべき7つのステップをお話しします!
・家計管理するための具体的方法がわかる
家計管理のゴール
家計簿をつけること自体が目的となってしまうかもしれませんが、最終的なゴールは家計簿を作ったり、キャッシュフロー表を作ることではありません。
大事なことは現在から未来のおける資産の推移を把握して、やるべき行動を把握し、実際に実施することです。
あくまでも家計簿をつけるところまでで満足しないようにしましょう。
次からは進めていく上での具体的なステップを書きます。
家計管理の具体的ステップ
家計管理の具体的ステップは以下7つです。
1、全資産の把握
2、家計簿をつける
3、ライフプラン表を作る
4、キャッシュフロー表を作る
5、キャッシュフロー表を見て現金が0以下になる年がないか確認する
6、0以下になる年があったり、何か改善したいポイントがあるならそれに対する策を練る
7、練った策を実行する
1、全資産の把握
まずは家庭内の現金、株、投資信託、仮想通貨、不動産など全ての金融資産を把握してください。
これは持っているお金だけでなく、住宅ローンや奨学金などの負債(借金)も含めてです。
負債についてはステップ2で効いてきます。
2、家計簿をつける
家の全資産を把握したら次は家計簿をつけてください。
家計簿には上記ステップ1、資産の把握で洗い出した、負債の返済分も入れてください。
(例えば毎月2万円を返済しているならそれを家計簿に計上するなど)
返すものを返さないと後々面倒なことになるので耳をそろえて返しましょう( ^ ^ )
家計簿をつける方法ですが、今は便利になりました。
昔のように紙にカリカリ書く必要はありません。
それぞれの特徴は以下です。
メリット | デメリット | |
紙の家計簿 | ・ネットワーク環境に左右されない | ・記帳が手間がかかる ・家計簿が自宅にある場合、自宅に戻るまで記憶・記録する必要あり |
エクセル | ・統計解析や自由にグラフが作れるなど、融通が利かせやすい ・後から家計簿のフォームを変えたりしやすい |
・記帳が家計簿ほどではないがエクセルを立ち上げる手間があるので面倒 ・クラウドで使うときはネットワーク環境に左右される ・一からフォームを作る必要があるので中級者以上向け |
家計簿 アプリ |
・家族であれば家族それぞれが好きなタイミングで入力できる ・クレジットカードで払ったら自動で入力してくれたり、レシートをカメラで撮って自動入力してくれるなど手間が少ない ・銀行口座や証券口座など様々な口座を同期してくれるので今どこにいくら入っているかすぐに把握できる |
・パッケージ商品なので、自由に設定できる幅は少ない ・使うときはネットワーク環境に左右される ・高性能なものは有料のアプリもある |
ざっくりとこんな感じです。
おひとりの方なら紙でもアプリでも好きな管理方法を選べますが、ファミリーの方は家族の方とどのような方法で家計簿をつけるか相談してください。
くまさは独身時代はエクセルでしたが、結婚した後はエクセルをパートナー間で同期したり、いちいちパソコン立ち上げるのが面倒になることは予測できたのでやめました。
そのため、結婚当初は紙の家計簿を使っていましたが途中で記帳することが面倒になり、今はマネーフォワードというスマホのアプリで管理しています。
おかげで家計簿をつけることのストレスが非常に少なくなり、QOLが爆上がりしました。
3、ライフプラン表を作る
家計簿で月にどのくらいの金額を使っているか把握出来たら、次はライフプラン表の作成です。
ライフプラン表とは
ライフプラン表とは家族の将来のイベントと、そのイベントで必要な資金の額を時系列にまとめた表です。
ライフプラン表に書くべき内容は以下です。
家族の構成人員
西暦と西暦時点での家族の年齢
各年におけるイベント(家購入、学校入学など)
書いてみた表は以下となります。

ここで抜け漏れがあると次以降のステップに影響するので注意です。
ちなみにですが、FPの世界では人生の三大資金を「教育資金」「住宅資金」「老後資金」と定義しています。
これらは支出として大きくなりがちだからです。
イベントを記入するときは最低限この3つは忘れないようにしましょう。
4、キャッシュフロー表を作る
次にキャッシフロー表の作成です。
キャッシュフロー表とは
ライフプラン表と現在の収支状況にもとづいて、将来の収支状況と貯蓄残高を表した表です。
上で作ったライフプラン表の下に赤の枠を追加します。
以下イメージです。

※ここで書いている収入は社会保険料や税金など引かれた後の手取りの収入です。
いったんはここまで作れればOKです。
ここからはこの表を見て思考を張り巡らせることになります。
まずは概念を知ってもらうためにかなり簡単に作っていますので、より実践的な情報を知りたい方は別記事で書きます。
5、キャッシュフロー表を見て現金が0以下になる年がないか確認する
キャッシュフロー表を作ってみていかがでしたでしょうか?
ここから見るべき重要なポイントは、現金が0以下になってしまうポイントは無いか?です。
今回の例ではありますね。

赤線部(2031年~2034年)では現金が0以下になってしまうことがわかります。
こうならないように、対策を練ることが重要となります。
これをグラフにしてみる
これをわかりやすくグラフにすると下のようになります。
(オレンジの線が現金残高になります)
どの年に気を付けないといけないか、どのあたりから悪化するかがわかりやすく
なります。
グラフ化することで2028年あたりから家計が怪しくなり、2031年には赤信号となることがわかりやすくなります。

6、現金が0以下になる年があったり、何か改善したいポイントがあるならそれに対する策を練る
もしどこかのポイントで現金が0になってしまうのならば、以下例のように計画の見直しが必要です。
・収入を増やす(共働き、投資、副業など)
・支出を減らす(車を買うタイミングを遅くする、日々の生活コストを下げるなど)
・現金以外で持っている投資商品を現金化する(※1)
・借入をする(車の購入費をローンでまかなうなど)(※2)
(※1)元々他の目的で投資していた(例.子供の進学費用、住居購入など)が、前もって現金が必要になるために現金化することはおすすめしません。元々の目的でお金が使えず困ることになります。
(※2)消費のために借入をすることは推奨しません。ただし、のっぴきならない事情があって返せるアテがあるなら一時的に検討することも一つの手です。(全く推奨はしませんが、選択肢の一つとしてある、ということだけ認識する程度でいいでしょう)
7、練った策を実行する
上記6で練った策を実行に移してください。
家族のいる方は説得する必要が出てくると思いますが、ここまでの過程と理由を説明すれば協力してくれるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
おさらいすると
1、全資産の把握をして
2、家計簿をつけてそこから年間収支を把握して
3、ライフプラン表を作って資金が大きく必要なポイントを把握して
4、キャッシュフロー表を作って年間収支の推移を把握して
5、キャッシュフロー表を見て現金が0以下になる年がないか確認して
6、0以下になる年があったり、何か改善したいポイントがあるならそれに対する策を練る
7、練った策を実行する
となります。
どのような方法を取るとしても重要なことは、現金が絶対に尽きないようにすることです。
いくら資産家でも、資産を現金以外で持ちすぎると色々と苦しくなることになります(実体験済みw)
なぜ現金を0にしてはいけないか?ということについては以下記事に詳しく書きます。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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