お金

【ジュニアNISAの商品選びで迷う人へ】私が考えるジュニアNISAの投資戦略

こんにちは、くまさです。

前回の記事でジュニアNISAの概要を解説しました。

【初心者向け】ジュニアNISAの特徴を徹底解説!こんにちは、くまさです。 子育てしていると将来の教育費をどうやって準備するか悩みますよね。 ...

 

 

私自身は子供が生まれた年からジュニアNISAを始めて、ここまで続けています。

 

どこの証券会社で始めよう?どの商品で運用しよう?選択肢がたくさんある分、迷いますよね?

 

皆様の投資判断の参考にしてもらえればと思い、私自身のジュニアNISAにおける運用の考え方を書きます。

 

こんな人におすすめ
・ジュニアNISAで具体的な運用するうえでの良い方法を知りたい方

 

はじめに

結論から言うと、SBI証券か楽天証券で

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):三菱UFJ国際投信

SBI・全世界株式インデックス・ファンド:SBIアセットマネジメント

いずれかを買っておくのが良いと思います。
(理由は後述します)

 

とは言え、そもそもジュニアNISAは少しクセのある制度です。

そのため、向く人・向かない人がいるので、ご自分の資産の状況、お子様の年齢、リスク許容度を鑑みたうえでジュニアNISAを使って下さい。

 

改めて、私が考えるジュニアNISAが向いている人は以下です。

・資産に余裕があり、ジュニアNISAを途中でやめるリスクが少ない

・子供がまだ小さく、運用期間が長く取れる

・ある程度の投資に対する知識がある

証券会社を選び方

私はSBI証券で、子供名義のジュニアNISA口座を開設しました。

私や妻の名義でも証券口座を開いていて、そちらのメイン証券口座は楽天証券です。

 

以前の記事で私自身が考える投資の最適解は楽天証券でクレカ決済で投資信託を買っていくこと、と書きましたがそれは私なりにSBI証券を選ぶ理由があったからです。

まず投資を始めるなら何から始める?こんにちは、くまさです。 投資をする必要性について、その理由と根拠を以下記事で書きました。 https://qolkaize...

SBI証券にした理由

SBI証券を選んだ理由は2つあります。

①SBI証券はIPOを証券会社の中で1番豊富に扱っているから

②子供名義でジュニアNISAをやる時は楽天証券で楽天カードによるクレジット決済ができないので楽天ポイントを稼げない

③通常であれば楽天銀行とマネーブリッジで連携すれば普通預金金利が0.1%と高金利になるが、子供名義ではマネーブリッジができないから

順に解説します。

 

①SBI証券は証券会社の中でIPOを最も豊富に取り扱っているから

楽天証券ではなく、SBI証券を選んだ理由はIPOを豊富に取り扱っていたからです。
IPOの説明は別記事で解説しますが、IPOは利益が出そうな銘柄の抽選を申し込み、当選すれば確実な利益を見込めます。
ジュニアNISAはその制度上、損失を出す運用方針は選択しずらいです。

 

IPOで確実な利益を享受するためにはIPOを豊富に取り扱って抽選のチャンスが多い証券会社を選択する必要があり、IPOに強かったSBI証券を選びました。

ただし、私はジュニアNISAを3年やってきましたが、ジュニアNISAでIPOを当てたことはないので完全に取らぬ狸の皮算用でした・・w

②子供名義でジュニアNISAをやる時は楽天証券で楽天カードによるクレジット決済ができないので楽天ポイントを稼げない

個人的に現代の錬金術だと思っているのですが、楽天カードで投資信託を買うと決済額に応じて楽天ポイントが付きます。
そして付いた楽天ポイントで新たに投資信託を買うことができます。

 

そしてさらに、楽天銀行も同時に開設し、楽天銀行のハッピープログラムに参加すれば投資信託10万円保有ごとに4ポイント付きます。

 

なので楽天カードで投資信託を買ってポイントが付き、そのポイントで投資信託を買い、投資信託の保有額が増えるとその保有額に応じてさらにポイントが貯まるという自己増殖システムが出来上がるんですよね。

 

そしてこれまたさらに、楽天ポイントで月500円以上投資すると、楽天SPUで倍率アップして楽天市場で買い物をするとポイントが貯まりやすくなる恩恵もあります。

 

楽天は最近ポイント制度の改悪が続いているので、この制度をどこまで維持してくれるかわからないですが、投資をするには最適解でしょう。

 

・・なんかいつのまにやら楽天証券の紹介になってますねw

 

 

③通常であれば楽天銀行とマネーブリッジで連携すれば普通預金金利が0.1%と高金利になるが、子供名義ではマネーブリッジができないから

楽天証券は楽天銀行と連携すると、様々な特典があるマネーブリッジというサービスを行っています。
この連携を行うことで、楽天銀行に入れておいた普通預金金利を0.1%にすることができます。

 

しかし、残念ながら子供名義ではマネーブリッジによる連携はできません。
マネーブリッジができないと普通預金金利は0.02%と良くないので、あえて楽天証券を選ぶ必要が無かったことが理由です。

具体的にどの種類の金融商品に投資するか

ジュニアNISAは色々な金融商品に投資できます。

・日本株

・外国株

・投資信託

・ETF

・REIT

など

 

ジュニアNISAの特徴と各金融商品の特徴から考えると、以前の記事でも書きましたが
私は株式の投資信託が最適と考えています。

理由は以下です。

①株式か債券か不動産(REIT)かという議論については株式が最適。
理由として過去200年間の米国の資産クラス(アセット)の中で株式のリターンが圧倒的だから。
不動産のこれまでのリターンは不明だが、情報の多い株式の方が安心できる。

②株式が良いとは言え、個別の株式は長期的には産業構造の変化などでいつまでも業績が良いかは読みにくい。そのため長期投資を基本とするジュニアNISAには個別の株式はあまり向かない。

③上記②を考えると、株式型投資信託(以後投信)、株式のETF(以後ETF)、不動産の選択肢を消さないのであればREITになる。

④不動産の選択肢も考えるとして、REITも検討してみる。
しかし、REITはどちらかと言うと値上がり益を狙うよりも定期的な分配金を狙うもの。
分配金に対して税金がかからないのはメリットだが、ジュニアNISAの口座の中で取り出せない現金が溜まっていくのでジュニアNISAで運用するには向かない。

⑤ここまで①~④までを考えると投信かETFだが、ETFは分配金は現金でしか受け取れない。
投信は分配金を現金にせずに、そのまま投資元本に組み込める選択肢が取れる。
そのため単純に比べるのであれば、ETFよりも投信の方が無駄が発生しにくい。

⑥投信はETFに比べて信託報酬(運用を任せている時の手数料)が高いが、商品選びを間違わなければそこまで大きく変わらない

以上理由で投信が最適と考えます。

投信の中で何を選ぶか

前述しましたが、
・20年近く先の未来はどのような産業構造になっているか
・世界がどうなっているのか
・株の値段は上がるのか

 

これらを正確に読むことは不可能です。

 

ここ10年、米国のハイテク銘柄(Amazon、Google、Apple、Facebookなど)は絶好調でした。
これまで最強だった米国のハイテク銘柄だって20年後どうなってるのか私はわかりませんし、多くの人にとっても難しいでしょう。

 

そのため正確な未来は予想できない前提で、

・世界の株式を分散して

・将来の産業構造は予測せずに

・手数料が安い投信

これら2つの条件を満たす商品を私なりに厳選すると以下になります。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):三菱UFJ国際投信

SBI・全世界株式インデックス・ファンド:SBIアセットマネジメント

参考になれば幸いです。

 

出口戦略について

投資をし始めの方には慣れない言葉ですが、出口戦略と言う言葉があります。

投資において投下した資本を最大限に回収することも出口戦略と呼ぶ。第三者への転売株式公開などがとられる。

Wikipediaより

 

株や不動産は商品と交換する機能はありません。
原則、最後は現金化する必要があります。

「金融商品を売却し、最後にどう現金化するか」が出口戦略です。

【本質論】家計管理でなぜ現金が必要かこんにちは、くまさです。 以下記事で現金が重要と書きました。 https://qolkaizen.com/kakeikanr...

ジュニアNISAは一度箱の中に入れてしまうと一部だけを現金化して取り出すということができないので、その時にどう動くのか考えておく必要があります。

本来であればジュニアNISAの特徴から、子供が20歳になった時に全てを現金化することが理想です。

 

しかし、多数の方は子供の大学進学費用に充てるつもりで運用すると思います。
そうしないと、少なくとも最もお金のかかる大学初年度の費用を手持ちのお金で賄わないといけないので、手元のお金が無くなってしんどいからです。

 

そのため、今回の出口戦略は子供が18歳の時点で大学進学費用が必要となり、ジュニアNISAを解約して現金化することを前提とします。

前提から出口戦略を考える

上で書いた通り、子供が18歳になった時に大学へ進学することになり、その費用を支払うためにジュニアNISA口座を解約して現金化すると仮定して考えます。

 

そうすると、大学進学費用の支払い直前で全ての金融商品を売却して現金化し、ジュニアNISA口座を解約することが理想です。

 

ただし、進学直前で暴落に巻き込まれて資産が半額になるリスクもないわけではありません。

 

そのため、私であれば複数年(例えば3年前から1年ごとに20%を売る)に分けて保有する金融商品を少しづつ現金化する方法を取ります。
しかし、市況を見ながら随時現金化するというのは正直難易度が高いと思います。
(私自身もおそらく色々悩みながらこれをやると思います)

 

私がジュニアNISAは投資に慣れた人の方が向いていると話した一番の理由はこれが理由です。

 

尚、この作戦を取ると利子が付かず、消費に使うことのできない現金がジュニアNISA内で豚積みすることになります。
この作戦を取ると間違いなく投資効率が悪くなることは理解しておいてください。

 

初心者向けに書いたつもりでしたがなんだか難しい話になってしまったと自分でも反省してます・・

まとめ

ここまでをまとめます。

ジュニアNISAで運用するなら長期的にリターンが高い株式が良い

20年先近くの世界がどうなってるかは予想できないので世界中に分散した方が良い

分散するならETFでも良いが、分配金を再投資できる投資信託がより良く、その中でも手数料の安いものを選ぶ

手数料が安くて全世界の株式を買う投信を選ぶのであればeMAXIS Slim全世界株式かSBI・全世界株式インデックス・ファンドが良い

いかがでしたでしょうか?

皆様のQOL向上に役立てて頂くと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

くまさはブログ村に参加しています。
面白かった、役に立ったと思ってくださった方は以下ブログ村への投票をお願いします。

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村